つい最近のことなんですが、PC内のファイル整理をしているとWindowsが異常に重くなりマウスカーソルを動かす事すら難しくなるほどの現象に見舞われることがありました。何事かと思いタスクマネージャを起動して稼働中のプロセスをざっと見てみると『explorer.exe』のCPU使用率が40~60%ほどまで上がっていました。また君か壊れるなぁ・・・などと思いつつ修復作業へ。
余談だけど、XP使ってた頃にあった『explorer.exeがCPUを100%食いつくす』現象を思い出した。あれは結局OS自体のバグだったみたいですね。
まず原因を探る。現在使用しているメイン機のスペックは以下のとおり。
ハードウェアを疑う
CPU
AMD製8コアCPU。クロックも高負荷時は4.2GHzまで上がり、更にOC耐性も高い。
M/B
AMD FXシリーズが使えるM/Bで一番入手性が高く信頼性も高い。
MEM
これを2セットで計16GB。メモリ関連でのエラーは長い間使っているが経験していない。
VGA
同型では無いがスペックは同じものをとりあえず貼っておく。最近のゲームでもわりと動くがこれからゲームマシンを組むならR9シリーズをおすすめする。
SSD
SATA3.0、128GBの内蔵型SSD。Windows7以降のOSならSSDに最適化されているので難しいことを考えずインストールするだけでHDD使用時では想像もできなかった高速な環境が手軽に実現できる。
2~3年前から更新が途絶えてしまったメイン機であるが、構成しているパーツを見てもらえば分かる通りスペック不足でエクスプローラーが重くなるなんてことは考えにくい。
ソフトウェアを疑う
ではと思い、ソフト面での何かしらのエラーを疑いとりあえずウイルススキャンをかける。が、問題なし。
ここまで確認してきて唐突にあることを思い出す。現在このマシンのストレージはOSがインストールされたSSD、それに加えてデータ保存用に2TBと3TBのHDDが計2基搭載されている。
このデータ保存用HDD内のファイルを閲覧するとき、ファイルの表示設定を「中アイコン」に設定しているのだが、大量のデータが保存されているディレクトリを開こうとするとファイル数が多いせいかサムネイルの生成がもたついてしまうことがあった。
まさかこれのせいか?と思い、一度サムネイルキャッシュを削除する意味合いでCCleanerで不要ファイルを削除し、マシンを再起動してみた。が、一定の時間が経つと件の現象が再発。
ここで奥の手を使ってみることに。おそらくOSを構成するファイルが破損しているのであろう。が、どのファイルかわからない!という時に使うと幸せになれる魔法の呪文。
『sfc /scannow』。
具体的にはコマンドプロンプトを管理者権限で起動して『sfc /scannow』と打って(『』は不要)Enterで実行するだけ。
これでシステムファイルのエラーをチェックして以上があれば自動で修復してくれる。OSをSSDにインストールしていたからか10分程度で修復完了。再起動後しばらく作業してみましたがexplorer.exeがCPU使用率100%になる現象は再発しなくなりました。
いや~、ほんと一時はOS再インストールも考えましたが思ったより少ない時間で解決できてよかったです。
今回は『explorer.exe CPU使用率が異常に高くなる』という問題のため使用したコマンド『sfc /scannow』でしたが、Windowsを使っていて何か挙動に異常を感じた時に使ってみるのも有効なのでお試しあれ!
また、修復されたファイルはログファイルに列挙されているので気になる方は以下のファイルを参照してください。
C:WindowsLogsCBSCBS.log